2J-08
クラスタリングを用いた並列コンピュータネットワークトラフィック特徴抽出の提案
○菅生伸也(東京工科大),矢崎俊志(電通大),石畑宏明(東京工科大)
並列コンピュータのノード間通信のネットワーク中での振る舞いを理解するために、ネットワーク内の通信トラフィックを測定し、その特徴量を抽出・表示する方法を提案する。実機もしくはネットワークシミュレータで計測したネットワーク内の各スイッチのポートを通過するデータ量を、k-means法を用いてクラスタリングする。クラスタリングした結果は、通信状況をネットワークトポロジ上に表示できる通信ログ可視化ツール上に重ねて表示する。ネットワーク内の個々のスイッチについて、類似した通信パターンを持つものが判別できるように表示することにより、ネットワーク内の通信状況の把握が容易になる。提案手法による通信トラフィックのクラスタリング結果は、隣接ノード間で通信を行うような単純なパターンでは良好にその特徴を判別できることが示された。

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