2J-05
非対称マルチプロセッシングシステムにおける効率的なリアルタイムOS間同期RPC
○新谷正太郎(東大),矢代武嗣(YRPユビキタス・ネットワーキング研究所),坂村 健(東大)
非対称マルチプロセッシング(AMP)対応リアルタイムOS(RTOS)では,他OSの機能を呼出す仕組みとして同期RPCが広く使われている.一般に,同期RPCの実現方式には「busy wait方式」と「block wait方式」があり,処理に応じて最適方式が異なる.リアルタイム性の向上には,開発者が両者を適切に使い分ける必要があるが,これは開発の負担増加に繋がる.本研究では,OSレベルで同期RPC方式を自動で切替えることで,追加の開発コストを強いることなく,平均的なリアルタイム性を向上させる.目的を達成するために,切替えを行うアルゴリズムの提案・実装を行った.評価の結果,本手法の有効性が示された.

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