2H-05
紋章の要素情報を系図データ化するための一試案
○柴田みゆき(大谷大),杉山正治(立命館大),生田敦司,横澤大典,三浦誉史加(大谷大)
欧州では個人とその親族関係を示すシステムとして,紋章と系図があげられる.系図は線分と文字が中心であるため,PC上でのシステムが多数存在する.一方,紋章は複雑な文字や図像を含み,様式が厳密な上に例外処理が多く,系図の場合のようなPC上での表示ソフトウェアが存在しない.紋章の持つ諸情報を電子データとして保存し,系図表示ソフトウェアでも表示させるためには,適切なデータフォーマットの構造を考える必要がある.しかし,そのような研究は管見の限り存在しない.そこで,本研究では系図表示ソフトウェアに反映させるための紋章構造のデータ化について考察した.

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