2H-04
紋章における図像化規則の複雑性の検討
○三浦誉史加,柴田みゆき(大谷大)
紋章の新規作成時には、様々な図像化規則が追加される。通常、系図表示ソフトウェアでは、まず図像化規則を定めた上で表示アルゴリズムを作成する。ところが、紋章情報から系図を作成しようとすれば、図像化規則が時代とともにダイナミックに変化してしまうという問題が生じる。このため、一律な表示アルゴリズムの決定が困難である。この問題を研究した例は管見の限り存在しない。そこで、紋章の図像化規則の変化がどのように生じるのかを調査する必要が生じる。本研究では、シェイクスピア劇に登場する紋章制度に関する用語をテキスト解析するとともに、彼の1596年および1599年の紋章草案の登録審査で受けた影響を比較対照して、どのように紋章が作られてきたのかを考察する。

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