2H-03
イベント指向データ管理手法を用いた系図表示 --JaBBRoWの入れ子構造化についての考察--
○平塚 聡,杉山正治(立命館大),生田敦司,横澤大典,柴田みゆき(大谷大),松浦 亨(北大病院)
我々は既に新しいデータ管理手法WHIteBasE (Widespread Hands to InTErconnect BASic Elements) を提案し,既存の系図表示ソフトウェアでは表示困難な複雑な関係性を有する系図を柔軟に表示できるようになった.さらに,ユーザの指定した矩形領域内の個性およびWHIteBasEの結合関係を保持したまま縮退表示可能なJaBBRoW (Joint ABBReviation for Organizing WHIteBasE) 概念を提案し,水平・垂直方向に結合された系図の一部を非表示にすることなく柔軟に省略,復元ができるようになった.JaBBRoWは単一の表示空間ですべての情報を取り扱うため計算効率が高いが,将来の機能拡張として省略された部分を含みつつ親族などをまとめて省略するにはJaBBRoWの入れ子構造が必要であり,その際,丸め誤差が大きな障害となる.本研究ではこの問題の解決方法を考察した.

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