2F-04
モバイル広告におけるCTRと表示時間の関係に対する一考察
○鍔本真史,田邉昭博,佐久間勇樹,坂本竜基(ヤフー)
オンライン広告はWebサイトの運営者にとって貴重な収入源である.
オンライン広告の収益性を向上させる手段として,ユーザの興味関心と広告内容とのマッチング改善や広告クリエイティブ変更といったアプローチが取られている.
広告のパフォーマンスを測る指標としてCTR(Click Through Rate)が挙げられるが,現在は結果として広告をクリックしたかどうかだけを計測しており,クリック時にユーザがどのようなアクションをとっていたのかということは計測対象外である.
本稿では,モバイル端末において広告を含むWebページを閲覧中のユーザがブラウザ上で実際に行っている操作をJavaScriptで取得する実験を行い,広告が画面内に表示される時間情報と実際のCTRとの関係を調査した結果を報告する.

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