2E-03
画像の質感向上のためのテクスチャ付与方式の一検討
○高橋幸恵,今田 敬,春木耕祐,齊藤佳奈子,金子敏充,伊藤 剛(東芝)
近年、4K2K(3840x2160画素)以上の解像度のパネルが普及し始めているが、放送波など流通するコンテンツにはいまだHDサイズのものが多く、4K2Kパネルを活かせる高精細な映像表現のための信号処理が求められている。このため多くのアップコンバート技術が提案されているものの従来技術では、特に、撮像や符号化により高周波成分が失われている領域のテクスチャ成分を推測して質感を向上させることは難しかった。そこで、粒状ノイズを画像に付加することで画質が向上するという知見に着目し、周囲の画素情報を参照しホワイトノイズを利用したテクスチャ成分を生成して付与する方式を検討した。本稿では、検討内容と評価結果について述べる。

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