情報処理学会 第77回全国大会講演要旨

本稿では，WEB広告から受ける印象を事前に推定し，適切なユーザに自動配信するための取り組みとして，WEB上で掲載されるバナー広告に対する閲覧者の印象および受ける影響について調査し，バナー広告から閲覧者が受ける印象・影響を自動推定する手法について検討する．具体的には、事前に収集したWEBバナーと，それに対する閲覧者の自由記述文章をGTA（Grounded Theory Approach）に基づいて閲覧者の印象・影響項目へと分類する．さらに，バナー広告を構成する外形的特徴と印象・影響項目の対応関係を分析することで，バナー広告から閲覧者が受ける印象・影響の自動推定モデル構築について考察する．