2D-03
混合部分的正規分布の線形結合による手書き文字特徴量の分布推定に関する検討
○鈴木雅人,北越大輔(東京高専),松本章代(東北学院大)
 著者らは,低品質文字の認識精度を改善するため,歪度などの3次以上の統計量を考慮した識別関数の設計に関する検討を行っている.分布のひずみを考慮した部分的正規分布はそのような識別関数の設計に有効であるが,多峰性のある分布に適用するために,独立成分分析によって単峰性分布に従う独立成分を抽出し,それらの重ね合わせによって特徴分布を近似する方法を提案してきたが,重ね合わせ数の増加による計算時間の増加や精度低下の問題を抱えている.本稿では重ね合わせる分布の抽出法を改善し,これらの問題点を改善する手法を試みる.

footer 情報処理学会 セキュリティ プライバシーポリシー 倫理綱領 著作権について