2B-05
組込みソフトウェア開発効率化のためのインタフェース定義言語拡張の提案
○田中宏平,森田知宏(三菱)
スマートフォン等の情報端末の組込みソフトウェア規模は増加の一途を辿っており、大規模分散開発が必須となっている。分散開発では上位設計においてインタフェース定義を行い、定義に基いてモジュール単位での分散開発を行う。ソフトウェア規模は開発の末端であるモジュール開発が大きな割合を占めているため、モジュール開発の容易化が開発効率化につながる。
そこで本研究ではインタフェース定義に状態依存性や使用制約を付与することで、モジュール開発者の開発負荷を下げる手法を提案する。本手法により想定外のインタフェース使用を上位設計で防げるため、不具合や開発手戻りが削減できると考えられる。