2B-02
大規模システムに対する形式的要求記述の一方法
○山田隆弘(JAXA)
ソフトウェアに対する要求を形式的に記述する方法としてはVDM-SLという言語が知られている。また、VDM-SLをオブジェクト指向的に拡張したVDM++という言語も存在する。これらの言語は、プログラムの要求を記述するのには適しているが、大規模システムの要求の記述に適しているとは限らない。大規模システムは、複数のコンポーネントより構成され、実際の開発はコンポーネント毎に行われる。大規模システムを開発する場合は、システムに対する要求からコンポーネントに対する要求を導きだし、システム要求とコンポーネント要求との関係を記述する必要がある。本発表では、VDM++に基づいて大規模システムの要求を形式的に記述する方法を提案する。

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