2A-02
仮想計算機間におけるライブラリ重複に注目したホスト計算機資源の縮小化の検討
○中尾司ピエール,坂下善彦,大谷 真(湘南工科大)
共有ライブラリは位置独立コードで構成され実行時には複数のプロセスに共有される.これによりライブラリによる冗長なメモリ消費が抑えられている.
仮想化環境において複数のVMが稼働している場合に,共有ライブラリはホストOSが管理する仮想メモリ空間に個々に配置される. これら個別に配置されている共有ライブラリをVM間で共通化することにより,メモリ消費を抑えることが可能となる.我々は,特定の条件での共有ライブラリの数を調査している.その数は使用条件に依存するがかなりの数であるので,この重複がなくなることによる効果は大きいと
予測している.

footer 情報処理学会 セキュリティ プライバシーポリシー 倫理綱領 著作権について