情報処理学会 第77回全国大会講演要旨

近年，大規模な自然災害をきっかけにボランティアなどの市民活動が注目されている．新規参加を希望する市民が増加する一方で，活動の頻度や場所など希望者の制約に合致する活動や団体を見つけることが難しい．本研究は，活動未経験の市民による情報収集支援を目的に，地理的情報と時間的情報を組み合わせた活動実態の提示方法について，地図上の団体拠点に設置したマーカーと活動の動きを示す最新の活動情報を紐づけて表示する仕組みを提案する。そのため，地図とTwitterを利用した団体情報管理システムの構築を行った．「どこで」「どのように」といった活動実態を可視化できるようになり，市民は直観的に団体や活動分類の選択が可能になる．