1ZD-02
Symbiotic Realityの概念に基づくタウンマネージメント支援システムに関する基礎的検討
○熊谷健太,伊藤寛祥,川村拓弥,阿部 亨,菅沼拓夫(東北大)
3D技術、U/I技術、インタラクション技術の進展により、3D仮想空間を利用したコミュニケーション・臨場感表現・娯楽等のアプリケーションの高度化が進んでいる。しかしながら、その空間を実生活の利便性向上のために活用する例は多くない。本研究では、仮想空間と現実空間を高度に融合するSymbiotic Realityの概念を導入し、我々の生活基盤である街に着目して、街での生活をより安全・安心・快適にするタウンマネージメント支援システムを実現することを目的とする。具体的には、街の構造と危険度に焦点を当て、現実空間に則して構築した3D仮想空間を用いて、様々な住民の視点から事故等の発生要因となる危険箇所を発見・認識するなどの支援機能を実現する。本発表では本システムの概念設計、アーキテクチャ、基本設計等について議論する。