1ZB-06
サウンドデジタルサイネージ効果によるインタラクション機能を有した手指衛生向上システムの開発
○小野寺駿,皆月昭則(釧路公大),林 秀彦(鳴門教育大)
WHOは手指衛生ガイドラインを公表し,手指消毒を促進する活動を推進している.公共施設や店舗の各所で各種細菌伝播を防ぐために手指消毒ボトルは設置されているが, 個々の予防意識の希薄さからか手指消毒の遵守率は低いまま推移しており,感染予防の実践は社会で啓発された理論や概念と結びついていない.公衆衛生学の目的を達成するためにも手指衛生の向上は重要である.本研究では,現状の設置方式にサウンドデジタルサイネージ効果を付加したシステムを開発し検証した.音声報知と報知ディスプレイによるアウェアネスで手指消毒を呼びかけ,手指消毒行動の際にAR(強化現実)効果を用いたインタラクションによって,手指消毒に対する意識・行動変容が得られた.

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