1ZA-08
隠消現実感技術を用いた映画制作支援システムの技術検討
○李 金霞,森 尚平,柴田史久,木村朝子,田村秀行(立命館大)
映画制作におけるプリプロダクション段階で,現実と仮想を融合する複合現実感 (Mixed Reality; MR) 技術を利用したMR-PreVizシステムの研究開発が行われてきた.これは実世界を背景に,CGキャラクタを実時間合成し,カット割りやキャメラワークを事前に確認するシステムである.しかし,実背景中には,望ましくない物体がある.プレビズとしての価値を増やすためには,そのような物体は視覚的に除去する機能があることが望ましい.そこで,現実世界から物体を視覚的に隠蔽・消去する技術である隠消現実感 (Diminished Reality; DR) をプレビズシステムに導入したDR-PreVisシステムを提案する.本稿ではDR-PreVisシステムの概念設計を行い,その意義や有用性を検討する.そして,実現に向けた技術検討を行う.

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