1ZA-07
VDTMを用いたAR/MR用カメラトラッカ
○松見優一,酒井章伸,森 尚平,柴田史久,木村朝子,田村秀行(立命館大)
拡張/複合現実感 (AR/MR) において,カメラトラッカの開発は重要課題であり,特に,画像中の特徴点を用いる手法の開発が活発である.本論文では,この中でも,カメラからの現画像と登録時の特徴点の見え方との違いで発生する誤対応の問題を防ぐため,対象シーンを3次元メッシュと視点依存画像 (VDTM) を用いて復元し,カメラ位置姿勢推定に利用する手法を提案する.特徴点周辺の情報だけでなく,現画像と近い位置姿勢で描画した画像及び奥行き情報を全て利用するため,高精度な特徴点の対応付けが可能になる.この際,VDTMを利用することで,登録した画像の解像度や実物体の反射光が原因で発生する現画像と描画画像との差異を吸収できることを実験により示す.

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