1ZA-04
姿勢と位置情報の共有によるアバタベースARコミュニケーションシステムの開発
○宮津研士郎,高井昌彰(北大)
近年, 仮想的なアバタを仲介とした新たなコミュニケーションスタイルが注目されている.アバタを仲介することによって, ユーザ望む理想的な仮想空間でのコミュニケーションが図れることや, 人と直接相対することなく自分の意思や伝えたい内容を表現できることなど, 大きなメリットが得られることがわかっている. 一方, 従来のアバタベースの遠隔コミュニケーションシステムは3人以上同時のコミュニケーション場に応じたアバタの振る舞いを, 空間全体の整合性を保持したまま個別に制御することは困難であった. そこで本研究では, photonとVuforiaを用いて, コミュニケーションの場に参加する物理的な参加者(各端末)の姿勢と位置情報を共通ターゲットの認識と端末間通信で共有し, これを各端末から見えるアバタの振る舞いに反映させるARコミュニケーションシステムを開発した.

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