1W-08
GPS衛星の誤差傾向と端末間の相対距離について
○松原元希,三好 力(龍谷大)
近年、様々な機能を搭載したスマートフォンの普及が進んでおり、GPSを使うこ
とで誰もが容易に現在位置を知ることが可能となった。しかし、受信機の時計、
衛星の送信情報、電離層やマルチパスなどから引き起される電波伝搬の状態など
によって推定位置には誤差が生じる。ここでGPSの 誤差要因は、受信機の時計に
よる誤差を除けば、誤差の多くが衛星からの情報や伝搬状況に依存している。す
なわち、比較的近距離にある複数の端末では同一衛星からの情報は同一で伝搬状
況は類似しており、推定位置の誤差は傾向が類似しているのではないかと考え
た。本研究では、端末間の相対距離の誤差は単体の推定位置の誤差より小さいの
ではないのかと考え、検証を行った。

footer 情報処理学会 セキュリティ プライバシーポリシー 倫理綱領 著作権について