1W-04
携帯端末のセンサ値を用いた多変量解析による歩幅推定
○根岸拓郎,藤田 悟(法大)
近年,携帯端末内蔵センサを用いて屋内歩行者の位置推定を行うデッドレコニング(DR)について、盛んに研究されている.従来の研究を通して,端末の所持状態(手振りや手持ち等)に応じた進行方向推定や,歩行判定手法の高精度化については成果が上がってきている.しかし,歩幅の推定は未だに決め手となる手法が見つかっていない.
本研究では歩行時の加速度センサ・ジャイロセンサの値を詳細に分析し,歩幅と相関の高いパラメータを調査する.それらのパラメータを用いて,重回帰分析によりデッドレコニングに用いる歩幅の推定を試みる.また,身長などの事前情報を必要としない,携帯端末から自動取得可能な情報のみで歩幅推定を目指す.

footer 情報処理学会 セキュリティ プライバシーポリシー 倫理綱領 著作権について