1W-03
スマートフォンを用いたPDRのための進行方向推定に関する一検討
○星　尚志，羽多野裕之，藤井雅弘，伊藤　篤，渡辺　裕（宇都宮大）
センサを用いて歩行者の相対移動を推定することにより位置を追跡するPDR(pedestrian dead reckoning)と呼ばれる技術の研究開発が盛んに行われている．
このためには，距離と進行方向から成る相対的な移動を推定する必要がある．
本発表ではスマートフォンを用いたPDRを実現するために進行方向に注目し，その推定手法について検討する．
従来は地磁気を用いて方位を計測したり，端末の向きを進行方向に固定するなど歩行環境や保持状態に大きく依存するものが多かった．
本提案手法では，歩行中の加速度と角速度の特徴を利用する主成分分析と，角速度を積算することで進行方向を推定する手法を提案する．
これらの推定精度について，複数の保持状態での歩行実験により比較，評価を行う．
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