情報処理学会 第77回全国大会講演要旨

豊田市では幾つかの広聴広報の施策が存在するが，若い世代の生活スタイルに合っていないことが問題になっている．今後豊田市民に対して広く情報発信や情報収集を行うための新たな広報・広聴の取り組みが必要である．我々は若い世代の市民がよく利用するツールであるスマートフォンに着目し，利用者にとって日常性の高い情報の取り扱いに特化して提供することで，ユーザとなる市民が市の発信する情報に積極的にアクセスできるのではないかと考えた．本研究では，豊田市と協議をしながら，市の持つ情報から市民が利用する傾向の高い情報の抽出を行い，それらを簡潔に利用できるスマートフォンアプリの構築を行う．また意見収集に関しては，スマートフォンから気軽に意見の収集が可能なアンケートシステムを実現する．