1U-07
屋内位置推定のための磁気指紋の安定性解析
○松倉健悟,廣津登志夫(法大)
屋内の位置同定のためには、Wi-Fiのネットワーク情報やiBeaconのような専用のデバイスが用いられている。これらの方法では、環境における情報源のロバスト性や設備投資のコストといった問題がある。これに対して、建物に含まれる鉄による地磁気の歪みの分布情報を用い磁気指紋は、端末のセンサが測定する情報のみで位置推定ができることから、新たな位置同定手法として注目されている。本研究では、一般的な建物環境中での位置推定に磁気指紋がどの程度有用であるかを明らかにするために、実環境かでの磁気指紋の変動や揺らぎについて解析する。そして、その結果により、磁気指紋による安定的な位置推定手法を提案する。

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