1U-04
多人数の状況を効果的に観測する利用者指向センサネットワークの基礎的検討
○佐々木塁,市地 慶,阿部 亨,菅沼拓夫(東北大)
本研究では,対象者の状況に応じて,計算機リソースを動的に割り当てることで効率
的に多人数の状態を観測する利用者指向センサネットワークを提案する.具体的には,加速度センサ等の生体センサを用いて多人数の対象者の健康状態や活動状況を観
測する.さらに,センサデータを解析し,通常とは異なる状態が検出された対象者に
対して,センサデータの獲得頻度を高め,ネットワークやストレージ等の計算機リ
ソースを多く割り当てて,集中的に観測することで,より効率的にセンサデータの収
集を行う.本稿ではこのような利用者指向センサネットワークを実現するためのプ
ラットフォームについて検討し,適用事例について議論する.

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