情報処理学会 第77回全国大会講演要旨

本研究の目的としてTOF距離画像カメラを用いて手指位置を精度よく検出するシステムの開発である。これを応用すれば指先座標だけから手指形状の簡易3Dモデルを構築するシステム、多目的ジェスチャーを認識するシステムなどが実現可能となる。TOF方式の小型距離画像カメラを上面と下面から撮影を行う。1方向だけの撮影では手指の隠れが出てしまい、指先の座標を取得するのが困難だが、上面と下面からTOFカメラで撮影することで、指先の隠れを少なくする事が出来る。上面と下面の距離画像の座標データを連携させることで全指先の座標を推定する。本研究では、手指位置の座標精度について実験してその精度を検証する。