1S-07
色弁別度を特徴量とした個人識別
○李  鵬,鈴木一正,呉 海元,陳  謙(和歌山大)
近年、個人情報に対する安全意識がますます高まり、個人情報の一つである顔の特徴も許可なしに使えない場合がよくある。そのため、個人情報を使わずに個人識別する手法が求められている。本研究では色間の差を評価する弁別度を利用し、特定時間内の個人識別を行う。人物の髪色と肩部位の色をそれぞれターゲットとノンターゲットとして弁別度Look-Up Tableを構築し、人物の特徴量としてデータベースに登録する。入力画像の人物の弁別度とデータベースに登録した人物の弁別度との類似度の計算によって個人識別が行われる。本研究は会社の出退勤管理システム・商売店やスーパーなどの顧客出入店の管理システムに応用できると期待される。

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