1S-06
血管の太さと断面形状に基づく胸部大動脈瘤の自動検出手法
○堀越健人,花泉 弘(法大),石丸 新(戸田中央総合病院)
ステントグラフト内挿術においては、ステントが血管にうまくフィットしないと血流によって流されてしまったり、血管壁を傷つけたりしてしまう。そのため、患者の大動脈瘤部の形状を精度よく計測し、直径、曲がり具合によくフィットするステントの設計が不可欠となる。正常な大動脈の断面は血圧によって円形状になるが、大動脈瘤部の断面は正常部のそれと比べて円形から大きく変形している場合や肥大して太くなっている場合が多い。本手法では、このような医学的知見に基づき、大動脈瘤の部位を精度よく検出することを目指す。これまでに、実際の患者のマルチスライスCTデータに本手法を適用し、断面形状の円形からのずれの程度を評価することに成功している。

footer 情報処理学会 セキュリティ プライバシーポリシー 倫理綱領 著作権について