1S-03
Curvelet変換とコントラスト強調に基づく内視鏡画像からの早期食道癌の自動検出
○羽原伸一,皆本晃弥(佐賀大)
本稿では、内視鏡画像から早期食道癌を自動検出する方法を提案する.早期癌の診断は、専門医の経験や主観に依存するが、本研究の目的は、これらになるべく依存することなく、専門医が異常部位を見逃すことがないように画像診断を支援することである。本手法では、血管や表面構造の観察に適しているFICEモードで撮影された内視鏡画像を入力画像とする。そして、入力画像をCIE L*a*b*表色系へ変換した後、Curvelet変換し、それをコントラスト強調した上で、閾値処理を施し、早期癌が疑われる部位を際立たせてマーキングする。
実験では、全実験画像に対し、専門医が早期癌であると診断した部位の検出にすべて成功した。

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