情報処理学会 第77回全国大会講演要旨

近年，OCT（Optical Coherence Tomography: 光干渉断層法）を用いた血管内の撮影が医療分野で行われている．OCTの特徴は高い解像度であり，詳細な解剖学的評価が可能となるが，現在は専門家による目視で異常箇所の発見が行われており，見落としなどの問題点が存在する。そのため各種組織の自動検出など、血管 内の状況を即座に把握可能な表現方法が現在の医療において求められている。本研究では，血管内部の状態によって自動的に領域分割を行う手法，ステントストラットの自動検出を行う手法の提案，また，解析された情報を用いた3次元再構築を行うシステムを構築する．