1R-07
回遊行動モデルに基づく重要観光スポット抽出法
○鈴木優伽,伏見卓恭,斉藤和巳(静岡県大),風間一羊(和歌山大)
本研究は,観光客の回遊性や利便性を向上させる情報発信施設の
配置候補地検出(施設配置)問題を課題とする.
その解法として,著者らは,既存のネットワーク中心性指標の概念を拡張し,
各観光スポットの人気度を考慮した施設配置法を提案している.
本発表では,人気度だけでなく,Levy flights と呼ばれる乱歩モデルを土台にし,
観光スポット間の距離も考慮する行動モデルを組み込んで拡張した施設配置法を提案する.
実験では,ソーシャルメディアなどから収集した観光情報データを用い,
提案法のパラメータ設定に関する特性や有効性などを評価する.