1N-06
属性の動的追加を考慮したタプルデータセットの実装方式
○千葉陽介(福井大),北嶋翔吾(アートテクノロジー),都司達夫,樋口 健(福井大)
近年、業務の拡大や多様化に対処するためにシステム運用時に,関係テーブルに新たな属性を追加するなど,データ定義の動的な変更(スキーマ進化)の機会が多くなってきている.スキーマ進化に効率良く対処するためには、一般にデータベースの再編成を必要とし,高いコストが伴う.本稿では新たな属性の追加を効率良く行うためのタプル集合の実装方式について述べる.一般に,新たな属性追加により,未定義属性値が増加するが,未定義属性値を多く含むタプル集合の実装についても述べ,既存の関係DBMSと比較評価する.本研究におけるシステムは我々が提案している多次元データセットのエンコード方式である経歴・パターン法に基づいている.

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