1N-02
仮想化環境におけるVMごとのI/Oアクセス頻度を考慮したDBテーブル配置によるストレージ省電力に関する一考察
○谷貝俊輔,若色 匠,山口実靖(工学院大)
近年,情報技術が普及に伴い,データセンターなどで多数のサーバ計算機が稼働するようになり,これらの消費電力が問題の1つになっている.この問題に対する解決策の一つとして,アプリケーションの動作情報を用いてディスク上のデータレイアウトを変更することでHDDの消費電力を削減する方法がある.
この方法はデータごとのアクセス量を調査し,アクセス量が少ないデータを特定のHDDにまとめ,HDDのアクセス間隔と停止時間の拡大をはかり省電力化をはかる手法である.
本研究では上記手法を仮想化環境に適応し,VMごとの各テーブルファイルのI/Oアクセス頻度を考慮したデータ配置方法について考察する.そして性能劣化の抑制,HDDの停止時間の拡大,消費電力の削減についての考察を行う.

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