1N-01
データベース処理実行時におけるデータ配置制御を用いたストレージ省電力手法の提案と評価
○飯村奈穂(お茶の水女子大),西川記史(日立),中野美由紀(芝浦工大),小口正人(お茶の水女子大)
近年のデジタル情報量の爆発的な増加により,データセンタの大規模化が進んでいる.これに伴い,データセンタのエネルギー消費量も増加しており,社会全体で節電が求められる中でデータセンタの消費電力量を削減することは急務である.データセンタの消費電力割合の中でストレージの消費電力は約13%であることから,ストレージの消費電力を削減することにより,データセンタ全体を一定量省電力化することが可能であると言える.
本論文では,業界標準のデータベースベンチマークであるTPC-H実行時におけるストレージ省電力化に向けて,データ配置制御を用いたストレージ省電力手法の提案およびシステム性能の評価を多数台ディスク環境で行い,本研究で提案したデータ配置制御がストレージ省電力化に有効であることを示した.

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