1J-07
ボリュームレンダリングを高速化するためのin-place回転によるキャッシュヒット率の向上
○御前雄嗣,伊野文彦,萩原兼一(阪大)
本論文では,キャッシュヒット率向上によるボリュームレンダリング(VR)の高速化を目的として,視点の位置に応じてボリュームデータをin-place回転する手法を提案する.
先行研究では,視点の位置に応じてスレッドブロックの形状を選択することによりキャッシュヒット率の向上を図ったが,特定の視線の方向でキャッシュヒット率の向上が見込めなかった.
そこで我々は,参照ストライドが大きくなる視線に対しては,ボリュームデータをin-place回転しておくことにより,参照のストライドを小さくし,キャッシュヒット率の向上を図る.
実験の結果,提案手法によりフレームレートを最大で3.7倍程に向上できた.

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