1J-02
標本点逐次追加型実行時自動チューニング機構への複数パラメータ同時推定機能の実装と評価
○入江 純,村田 陸,藤井昭宏,田中輝雄(工学院大),片桐孝洋(東大)
自動チューニング基盤ppOpen-ATは,ディレクティブを付けることで自動チューニング機能付きプログラムを生成する.ppOpen-AT上の性能パラメータ推定方法のひとつとして,標本点逐次追加型性能パラメータ推定法が実装されている.この推定法は,少数の標本点から始め,必要な標本点を自動選択・追加しながら,フィッティングする関数形を順次更新し,最適な性能パラメータを推定する手法である.
本研究では,複数の性能パラメータを同時に推定する2次元パラメータ推定法を提案し,ppOpen-ATに実装した.1次元のパラメータ推定法と同様に,性能パラメータを効率良く推定できることを確認した.また,実行時間や使用する標本点数,推定精度の評価により,全探索を行った場合との比較を示す.

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