1H-03
学修ライフログからの確率モデル構築による修学支援
○近藤伸彦(大手前大),畠中利治(阪大)
高等教育はユニバーサルアクセス時代を迎え、学力や学習意欲、就業意識に至るまできわめて多様な学生が大学へ入学し、その上での教育の質保証をいかに行うかが課題となっている。こうした多様な学生に対しては、修学上のあらゆるデータを用いて、個々に応じた適切な修学支援を学士課程全体にわたって行うことが求められる。本研究では、学修に関するさまざまな学生データをライフログとしてまとめ、学士課程における諸事象(所属、授業の出欠席、成績評価、学籍異動など)について、ベイジアンネットワークによる確率モデル構築を試みる。そして、構築された確率モデルから修学傾向や退学リスクなどを推定するなど、学士課程全般にわたる修学支援に活用する可能性について検討する。

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