1G-06
共有リソースの運用における共有情報と利用者の協調行動の関係
○宇都宮陽一,奥田隆史(愛知県大)
待ち行列を伴う共有リソースの利用においては,その待ち時間が多くの場合問題となっている.問題の解決方法として,リソースを増やすことや利用上の制約を設けるといったことが行われているが,リソースを増やすことはコストの観点や稼働率の観点から容易には実施できない場合も多い.我々のこれまでの研究で,共有リソースを繰り返し利用する各利用者の自律的な協調行動により,その待ち時間が改善されることを示した.本研究では,初めての利用者や利用頻度の少ない利用者など、他者の提供する共有情報(到着時刻と待ち時間の関係)を参照して行動する利用者と,自律的な協調行動をとる利用者との関係を示す.

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