1E-06
大規模自然災害時を想定したアドホックネットワークにおける協調駆けつけ方式の研究
○石井和行,佐藤 直(情報セキュリティ大)
大規模自然災害発生時に携帯電話の基地局が物理的破損などにより利用不能になることがある.このような状況における通信の代替手段としてアドホックネットワークの利用が期待され,それを通じて救助要請を受けることが予想される.本稿では,通信距離に依存する受信電波強度を利用し,GPS等の既存の位置取得システムの利用できない状況でも要救助者のもとへ駆けつける方式を提案する.アドホックネットワークにおいて,中継端末なしで要救助者と救助要請の受信者(駆けつけ端末)が通信している状態の駆けつけから,中継端末を徐々に増やし,駆けつけ端末と中継端末が協力して要救助者へ駆けつける協調駆けつけのシミュレーションを行いその評価した結果を示す.

footer 情報処理学会 セキュリティ プライバシーポリシー 倫理綱領 著作権について