1D-04
デジタルカメラ出力画像の輝度範囲制限による推定植生指標の精度向上
○尾崎敬二(国際基督教大)
一般の商用デジタルカメラ画像から植生指標を推定する試みは、いくつもの問題点をはらんでいる。大きな問題点のひとつとして推定した標準植生指標の値が0.9となる異常高領域が植生分布図に出現することである。この原因の分析と対応方法を検討し、デジタルカメラ出力画像の輝度が極端に低い範囲の画素を植生指標推定から除去する手法を試みた。
通常の写真撮影における適正露光範囲と類似した輝度範囲制限を推定過程に加えることで、カメラ画像から推定の植生指標の精度は大きく改善した。また、デジタルカメラ出力画像を、ある種のセンサーとして用いるときには、ガンマ値を1.8程度とする試みを提案した報告である。

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