1B-07
国際航空ネットワーク上での遅れ確率SIRモデルによる感染症伝播シミュレーション
○佐藤彰洋(京大),澤井秀文(NICT),伊藤功朗(京大),岩田健太郎(神戸大)
本研究ではネットワーク上での遅れ確率SIRモデルを用いた感染症の伝播モデル数理モデルを提案する。2014年西アフリカでのエボラ出血熱の拡散について実際の航空ネットワークデータおよび人口データ、WHOによる感染者数と死亡者数の公表値を用いた拡散のシナリオシミュレーションを行った。シミュレーションの結果、自己増殖率R0を先進国において極めて小さくできたとしても発展途上国での自己増殖率R0が2に近いためパンデミックを起きないようにすることは先進国だけの努力ではできないことがわかった。

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