情報処理学会 第76回全国大会 会期:2014年3月11日~13日 会場:東京電機大学 東京千住キャンパス 情報処理学会 第76回全国大会 会期:2014年3月11日~13日 会場:東京電機大学 東京千住キャンパス
ビッグデータ時代に立ち向かうイノベイティブなシステム開発~Agile, Big-data, Cloud, DevOpsのプラクティスから ~
日時:3月13日(木)14:30-16:30
会場:第1イベント会場 (1号館 2F 丹羽ホール)
【セッション概要】Agile/Lean、Big-data、Cloud、DevOps、Mobileなどの情報技術の開発、運用に関する根本的な変革が同時並行で進んでいます。本セッションでは、このような技術とその情報システムの開発と運用へのインパクトを展望し、今後の情報システムの開発と運用のあり方を議論します。
司会:青山 幹雄(南山大学 情報理工学部 ソフトウェア工学科 教授)
【略歴】1980年岡山大学大学院修了。同年富士通株式会社入社。通信ソフトウェアの開発、管理に従事。この間、大規模ソフトウェアのアジャイル開発に取り組む。2001年より現職。博士(工学)。要求工学、ソフトウェアアーキテクチャについてクラウドコンピューティング、自動車組込みソフトウェアなどを対象に研究。情報サービス産業協会要求工学推進部会長、次世代プロジェクト管理データ交換アーキテクチャ協議会(PROMCODE)主査。
14:30-14:35 オープニング
14:35-15:05 講演-1 現場実践主義としてのリーン開発とアジャイル
伊藤 宏幸(楽天株式会社 情報技術部 プロセス・品質課 テスト駆動開発グループ アジャイルコーチ)
【講演概要】現場は難しく、面白いです。唯一絶対の答えはなく、予測不可能な問題が多発し、何らかの改善を行なっても、問題はなくならずに移動していきます。一方で、適切な知識・情報を見つけて行動することで、いくらでも変えていくことが出来る可能性も持っています。このセッションでは、日々プロジェクト・プロダクトを俯瞰し、課題を見つけて解決策を講じるサイクルを短く繰り返して現場を改善していった、現場でのリーン開発とアジャイルの実践について、アジャイルコーチとしての自身の経験・事例に基づいてお話させていただきます。現場毎に答えが異なることと、それゆえの面白さがあることとを、皆さんと共に考えていければと思います。
【略歴】楽天株式会社プロセス・品質課。アジャイルコーチおよびシステムアーキテクトとして、実際に開発現場に入り、CI/CD(Jenkins)・TDD・ATDD(Acceptance Test-Driven Development) をベースとした技術基盤の構築と、それらをベースとした開発プロセスの改善支援を行なっている。モットーは、開発効率の向上による Be happy! の実現。
 
15:05-15:35 講演-2 DevOps ライフサイクルの実現を支援する、よりスマートなアプローチ
永井 修(日本アイ・ビー・エム株式会社 ソフトウェア事業 Rational ITテクニカル・セールス 部長)
【講演概要】企業におけるモバイルやクラウド・コンピューティングの活用が本格的に普及する中、顧客をより満足させるアプリケーションを、これまで以上のスピードで提供することが急務となっています。この課題を解決する方法論として、DevOps が注目を集めていますが、その名のとおりの、Dev (開発)と Ops(運用)の連携だけでは、市場の求めるものを、市場の求めるスピードで提供することはできません。本講演では、なぜ DevOps が重要なのかを再考し、そこから今後の DevOps に求められるアプローチについての IBM の見解を紹介します。
【略歴】1987年東京大学工学部卒業。同年日本アイ・ビー・エム入社。パッケージ・アプリケーション開発からキャリアをスタートし、オブジェクト指向テクノロジーの普及に従事。IBMのRational社買収にともない、2004年よりRational事業部所属。RUP,Agile開発のお客様での適用支援を経て、現在、DevOps の展開に注力。
 
15:35-16:05 講演-3 課題解決エンジンを支えるデータ処理システムと利活用事例
角田 直行(ヤフー株式会社 事業戦略統括本部データソリューション本部 テクニカルディレクター)
【講演概要】Yahoo! JAPANは現在約100種類のサービスを提供し、「ユーザーファースト」を合言葉にユーザーや社会の「課題解決エンジン」であり続けるべく、日々様々な課題に取り組んでいます。ユーザーの課題を早く深く、そして正確に掴むために行動履歴を中心とするデータを収集し解析することが必須となります。本講演では、Yahoo!JAPANがデータに基づいたソリューション領域において、どのようなシステム基盤を持ち、どのように利活用しているのかについて技術解説や事例を交えて紹介します。
【略歴】1978年生まれ。2005年にヤフー株式会社へ入社し、これまでに地図や路線情報、検索などのサービスからYST(Yahoo! Search Technology)や検索プラットフォームなどバックエンドの開発に関わる。現在は全社横断的なデータ解析を担う部門にて全サービスのログを中心とするデータの収集、処理を行うインフラ基盤を中心にレコメンデーションや要素技術などのソリューション全般について技術統括を行っている。
 
16:05-16:30 パネル討論 開発・運用現場の現在と未来
【討論概要】新しいIT技術とビジネスモデルの到来により、開発や運用のやり方や担当者の意識が変わりつつあります。開発者、運用者、コーチ、ツール提供者など複数の視点から、開発現場の今と、進むべき未来について議論します。
司会:青山 幹雄 (南山大学 情報理工学部 ソフトウェア工学科 教授)
【略歴】1980年岡山大学大学院修了。同年富士通株式会社入社。通信ソフトウェアの開発、管理に従事。この間、大規模ソフトウェアのアジャイル開発に取り組む。2001年より現職。博士(工学)。要求工学、ソフトウェアアーキテクチャについてクラウドコンピューティング、自動車組込みソフトウェアなどを対象に研究。情報サービス産業協会要求工学推進部会長、次世代プロジェクト管理データ交換アーキテクチャ協議会(PROMCODE)主査。
パネリスト:伊藤 宏幸(楽天株式会社 情報技術部 プロセス・品質課 テスト駆動開発グループ アジャイルコーチ)
【略歴】楽天株式会社プロセス・品質課。アジャイルコーチおよびシステムアーキテクトとして、実際に開発現場に入り、CI/CD(Jenkins)・TDD・ATDD(Acceptance Test-Driven Development) をベースとした技術基盤の構築と、それらをベースとした開発プロセスの改善支援を行なっている。モットーは、開発効率の向上による Be happy! の実現。
パネリスト:永井 修(日本アイ・ビー・エム株式会社 ソフトウェア事業 Rational ITテクニカル・セールス 部長 )
【略歴】1987年東京大学工学部卒業。同年日本アイ・ビー・エム入社。パッケージ・アプリケーション開発からキャリアをスタートし、オブジェクト指向テクノロジーの普及に従事。IBMのRational社買収にともない、2004年よりRational事業部所属。RUP,Agile開発のお客様での適用支援を経て、現在、DevOps の展開に注力。
パネリスト:角田 直行(ヤフー株式会社 事業戦略統括本部データソリューション本部 テクニカルディレクター)
【略歴】1978年生まれ。2005年にヤフー株式会社へ入社し、これまでに地図や路線情報、検索などのサービスからYST(Yahoo! Search Technology)や検索プラットフォームなどバックエンドの開発に関わる。現在は全社横断的なデータ解析を担う部門にて全サービスのログを中心とするデータの収集、処理を行うインフラ基盤を中心にレコメンデーションや要素技術などのソリューション全般について技術統括を行っている。