6ZF-5
マルチエージェントシミュレーション方式による歴史研究支援環境の構築と評価
○新倉春樹,関口大貴,芹生拓也,古市昌一(日大)
戦国時代の戦い等、従来の歴史研究においては研究家が多数の文献を収集し、それらを整理分析し、仮説をたてそれを検証してきた。これは、工学分野で行うコンピュータを用いたシミュレーションと同様の活動を歴史研究家がコンピュータを用いずに実施してきたことに等しいと考えられる。本研究の目的は、歴史研究家が利用可能なシミュレーションシステムを構築することであり、これにより歴史研究の効率化や新しい学説の導出などが期待される。本システムは、マルチエージェント方式により実現し、歴史研究家が登場人物の行動ルール等を効率良く変更できることを特徴とする。本方式の有効性を示すため、関ヶ原の戦いを例としたシナリオを実装した。

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