6ZE-1
津波発生時の住民避難先推定システム -避難先候補に関する住民への事前調査の利用-
○川邉顕裕,泉 朋子,仲谷善雄(立命館大)
東北地方太平洋沖地震では、広域的な津波により誰がどこに避難しているか等の被害情報を収集する地方自治体が被災した。そのため、行政からの被害情報が得られなかった災害派遣医療チームなどが現地に入っても、どこに何人避難しているかがわからず、効果的な救助・救援ができなかった。本システムでは、このような被災者の予想外の避難に対応すべく、住民自らが端末を用いて予想される避難先を予め入力しておき、発生した災害の規模、時間帯などの情報も考慮して避難先と人数を推定する。それらの情報を発災直後に災害派遣医療チームに提供することで、災害医療最適化を図る。

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