情報処理学会 第76回全国大会講演要旨

大学におけるプログラミング教育の場では、プログラミング経験者から、パソコンを使用した事が無い者など様々な学生が居るため、受講者の習熟度や状況に応じて、それぞれに適切な指導を行う事が求められる。本研究は、こういった学生や環境の多様性から生じる問題を解決し、プログラミング教育の質の向上を目的とする。プログラミング学習環境をWebアプリケーションとして学生に利用させる事で、プログラミング環境導入の時間を短縮し、環境の差異によって生じる問題を防ぐ。また、教員が受講者の一人ひとりの状況をリアルタイムで把握し、ブラウザ上でコミュニケーションをとる一対多のリモートペアプログラミングを提案する。