6ZC-8
別解作成に基づいたデザインパターン学習における学習者の別解特定機構の構築
○大江洋希,小尻智子(関西大),瀬田和久(阪府大)
デザインパターンとはオブジェクト指向における良い設計方法の集合である.我々はこれまで,与えられたパターンから他のプログラム(別解)に変形し比較することでパターンの設計の良さを考えさせるシステムを構築してきた.しかし,従来のシステムでは1つのパターンに対して1つの別解しか保持できず,学習者の作成した別解が適切なものであっても誤答と判定される場合があった.そこで本研究では,複数の別解を保持し,学習者の作成したクラス図がどの別解を意図したものかを特定できる機構を構築する.この機構では,各々の別解のクラス図と学習者のクラス図との相違の度合いを調べ,その度合いの最も小さい別解を学習者が意図している別解とし,その別解を作成できるようにアドバイスを生成する.

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