6ZB-9
議論能力向上のためのゲーミフィケーションシステムとその評価
○川西康介,大平茂輝,長尾 確(名大)
一般的な大学の研究室で行われる会議の目的は、
研究活動について報告・議論するだけでなく、
参加学生の議論能力を向上させるという教育的側面もある。
しかし、学生の会議への参加意欲や、
議論能力の向上に対する意識は高いとは言えないのが現状である。
また議論能力は総合的な能力であるため、直接的に評価するのは困難である。
本研究では、大学の研究室で行われる会議にゲーミフィケーションを導入し、
会議への参加意欲を向上・維持でき、かつ議論能力の向上を
評価・可視化できるシステムを実現した。
具体的には、参加者が自主的に目標を持って議論に臨み、
相互評価することで議論能力を評価・可視化し、
仮想的な報酬を与えることで参加意欲向上を促す。
一年以上に渡る運用実験により、提案システムを評価した。

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