6ZB-7
会話参加者の優位性推定と会話制御への応用
○八城美里,池田直弥,林 佑樹,中野有紀子(成蹊大)
従来の情報提供型の会話エージェントでは、ユーザからの質問に答えることが主な会話機能であった。しかし、グループユーザに対応する会話エージェントの研究では、より積極的にユーザ間の会話に介入し、多人数会話をモデレートする機能を実現することが新しい課題の1つとなる。
本研究では、会話参加者の顔向きや発話量から会話における優位性(会話を牽引する度合い)を逐次的に推定し、この指標に基づきどのタイミングで誰に話しかけるかを決定し、さらに介入発話の内容を決定するシステムを開発した。
将来的には、これを多人数会話に介入することのできる会話エージェントの実現に応用していく予定である。

footer 情報処理学会 セキュリティ プライバシーポリシー 倫理綱領 著作権について