情報処理学会 第76回全国大会講演要旨

研究室に所属する学生は、スライドを用いた発表を行い、教員および上級生から発表に対する指摘を受けることで、発表能力を向上させていくと考えられる。
しかし発表に対する指摘は発表者のメモなど、雑然としたデータとなるため適切に発表へ反映できない恐れがある。
そのことにより、どのような指摘をされたか忘れ、また同じ指摘を繰り返し受けるという事態が起こりうる。
本研究では発表技術の向上の役に立つフィードバックを、発表練習の聴き手から効率的に得るための手法を提案し、それに基づくシステムの作成と運用を行った。
また、記録されたフィードバック情報を適切に利用するために、スライド修正時において効果的に発表を振り返る仕組みを実現した。