6ZA-2
認知症予防のための上肢運動に基づいたリハビリテーション用シリアスゲーム
○Ignatius Steven Hadinata,倉田茉季,大野信康,岩切裕哉(広島商船高専)
近年日本は高齢化が進んでおり、高齢者介護が大きな社会問題とな
っている。一方、高齢者に多い病気の一つとして認知症が挙げられ
る。介護福祉施設では認知症予防のために様々な運動を行ってい
る。しかし、動きが単調なものが多いため、職員が様々な工夫をし
てもすぐ飽きてしまう人がいる。そこで本研究では、介護福祉施設
で行われている上肢運動に注目し、グーパー運動や手を叩くなどと
いった動きで、誰でも簡単で楽しくリハビリテーションを支援する
ゲームを開発した。操作は従来の運動と変わりないので、認知症の
予防効果が見込まれる。介護福祉施設で実感した結果、高齢者はす
ぐに操作でき、楽しく遊んでもらえ、良好な結果を得た。

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