6Z-5
フリック入力における誤タッチ確率を考慮した文字入力補正
○志田雄祐,小林亜樹(工学院大)
タッチパネルによる文字入力は端末サイズによる制限や入力の際に随時タッチする指が動くのに対して指へのフィードバックが少なく判別がしづらいといった問題から誤入力を起こしやすくなっている.
本研究ではフリック入力に着目し, 誤入力を検知し正しい入力へと自動補正することでユーザが誤入力を意識せずに入力し続けられる文字入力システムを提案する.
具体的にはユーザのフリック操作による指の動きからの推定及び直近入力文字からの隠れマルコフモデルに基づく推定により誤タッチ確率を算出し, それに従い誤入力を検知することでユーザが意図したであろう入力へと修正する.
また本入力システムを実装し, その有効性を実験により評価を行う.